ウチの次男は、かなりコントロールが難しい状況に生まれています。極低出生体重児に近い1700g台の出生でダウン症。からの新生児糖尿病・甲状腺機能低下症・中等度精神遅滞…などなど盛りだくさんであります。
糖尿病治療は HbA1c を指標にする
血糖値も気にする…のですけれど、血糖値はSGであろうがBGであろうが、食事や睡眠など生活に応じて常に変動しています。MinimedのようなCGM（ないしはフリースタイルリブレのようなFGM？）を装着していなければ、血糖値の推移はわかりません。空腹時だけで計測すれば1日中低い事になっちゃうし、そもそも寝てる間は計測できません…。
そこで、1～2ヶ月間の血糖値が高めだったか低めだったかを判断できる血液検査項目 HbA1c を用います。
我が家は、だいたい8%台で推移している感じです。低血糖予防が基本であり、主治医先生もそこまで攻めた設定はしていません（知能障害もあり低血糖症状を訴えることが不可能なので、危険性が高い）。シックデイなどがあればHbA1cは9%台に乗りますので、7%台は厳しいなぁ、と思っていました。
しかしなんとびっくり、HbA1cが7.2％と過去最高記録を大幅に更新！
次男としてはかなり良い数値のようで、これには主治医の先生もちょっとびっくりのようでした。オレもビビったわ。
TIRは？
インスリンポンプユーザーは、また別の指標があったりします。
次男はリアルタイムに血糖値がわかる（推測できる）センサーがついてるので、そっちも見ます。実際の血糖値BG（BS）と違って SG…センサグルコース、なんて言ったりする値です。
そんでTIRというのは、計測区間のうちSGが目標範囲内であった時間が何パーセント合ったかを示します。
確かこの辺の記録です。
んで、TIRとHbA1cは相関があるとされています。
TIR 70％に相当するHbA1cは6.7-7.3％となっている。
おぉ、なんだか近い感じですね！ 妥当な数値だったんだなアレ、と実感。
資料にもありますが、TIRの目標値は70％以上だそうです。HbA1c的にも合併症の可能性がかなり減るとされるレベルなので、納得。しかしインスリン依存状態で目標達成するのがどれだけ難しい事なのか、ということを間接当事者ながらに理解できた気がしました。
低血糖方向のアラームが増えた気がする
TIRの調子が良い時は、低血糖のアラームが多い、ような。なんというか…数値が良いのは嬉しいのですが、面倒が増えるというせめぎ合いがありますねぇ。うーむ。
翌月は？
まぁ、普通に8%台に戻りました。風邪も引いちゃったりしてたし。
ただの風邪だけでも厄介
糖尿病とダウン症の基礎疾患ブーストなのか。長男なら1日で治るような風邪でも、次男は1.5～2週間は引っ張ります。その間はシックデイということで血糖値250〜400mg/dLあたりを取ることが多く、多めにボーラスしても効果が薄い。とはいえやり過ぎると低血糖→風邪症状で捕食が食べられなかったり、吐いたりする危険性が出る…と警戒もあり、なかなかに難しい。
そんで TIR や HbA1c が悪化していくわけです。でもまぁ、ここは数値にこだわりすぎないほうがいいのかな？ 今のところは。
