新生児糖尿病日誌

新生児糖尿病(+ ダウン症)の育児記録です。

検査・診断・治療については、必ず医師に相談してください。

ノボラピッドより速い? フィアスプが処方された

最近、使っていたインスリンが別のものに変更されました。フィアスプというおくすりで、超速効型のノボラピッドよりもさらに速いようです。ほーん。

フィアスプ

こちらになります。

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2020年2月7日に発売された、新しいおくすり。
見た目はノボラピッドと変わんないですね。無色透明、臭いも同じ。保管方法や期限も変わらず。そんでコイツも超速効型。ジュラルミンみたく、超々速効型という呼称にはならないらしい。

調べてみましょう

勉強シャス!

お、書いてあった。さすが専門書。

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文中(80ページ 4 . A . 2)には

インスリンアスパルトにニコチン酸アミドを添加することにより初期吸収を速めた製剤

と書かれています。ベースは今まで使っていたノボラピッドと同じものなんですね。(まぁ、主治医先生から説明ありましたけども)

この辺も見てみるか

糖尿病専門医さんのブログですね。いつも参考にさせてもらっております…!

okada-dmcl.jp

こちらでは、薬剤を比較した論文の解説が書かれています。ざっと読んだ感じですと、フィアスプはノボラピッドより立ち上がりが約5分早く、効きが最大になるのも約18分早いようです。

患者向けガイド

こちら、病院よりいただけまーす。

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この冊子によると「食事開始前の2分以内に注射」となってます。注意書きには「従来の超即効型インスリン製剤は、食直前(約15分以内)...」となっているので、かなり早くなっています…! 先ほどの論文にあったフィアスプの立ち上がり・ピークまでの伸びを考えると、2分以内まで短くなってるのは妥当そうに見えますね。

次男は「食後」にボーラスせざるを得ない

フツーは「食前」にカーボカウントを行い、ボーラスします。しかし次男は1歳 + 中等度知能障害なので、どれだけ食べる(飲む)か判然としませんし、食事量のコントロールも困難なため「食後」にボーラスするように指示が出されています。

朝の哺乳後に血糖値が高い傾向があった

主治医先生がSG値グラフを見てて、食後がなかなか下がらないなー…と気になっていたようです。効果値などポンプの設定はちょいちょい変えて全体的には安定してきているのですが、やはり食後が ↑↑↑ 。そこで、先生が次のチョイスとして出してくれたのが「フィアスプ」というワケです。

「食後」なのでマジ速く効いてほしいわけで、まぁ理にかなってはいますよね。

経過はどうよ

主治医先生は小児 * 内分泌代謝の専門医だそうですが、さすがッス。効果が出ています。

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例えばですけど、こんな感じにフラットな状態が増えました! 逆になんかちょっと気持ち悪いっていうか…まぁ数週間くらい見てみないとなので、次の診察時に改めて診てもらう感じ。

注射した時の体感はノボラピッドと違うらしい

主治医先生曰く「少し違和感があるかも」「沁みるという患者さんもいる」という話でした。でも我が家は注射じゃないので ??? です。ポンプでも感覚違うんだろうか?

本人に聞いてもわからない

「どうよ、沁みるのか?」と聞いても「っだー!」とかなんとかしか言わないので、わかりません…。うーん。

今のところはフィアスプの方がいい感じ

次男、フィアスプが合ってるような感じに見えますねー。気になる患者さん(親御さん)は、主治医の先生に相談してみるのもアリかもですね。