外泊を増やしていた時のお話。
小児科スタッフのおかげさまで血糖も(なんとなく)安定してきているし、覚えることもなくなってきたし、あとは家で実際に家族だけでやらんとどうしようもないですね。
で、障害はだいたいこういうタイミングで起こるんですよねぇ…。
自宅で初センサー交換
さて家でセンサー交換。まずはトランスミッタを外して充電ですね…。まぁ30分強はかかる感じでしょうか。ソワソワしつつ待って、充電完了。
テストプラグで反応…した?
充電OKのところで、念のためトランスミッタにテストプラグを刺して確認。で、なんか知らんけどポンプがいきなりピーピー言い出して センサ接続完了
とか言い始める。いやいやいやいや。まだだし。どうすんだコレ?
通常は
- もろもろを外す
- トランスミッタ充電
- エンライトセンサーを体に挿入
- 待つ
- 新しいエンライトセンサーとトランスミッタを接続
- しばらく待つとポンプが自動で認識!
- ポンプとセンサーが調整を開始
という流れのはず。んー…? 病院でもこれまでにない事例…困りますね…。自動で接続されると 新センサ使用開始
しか選択できなくなるので、とりあえず最終フェーズの調整をさせておくしかない。
メーカーに電話だ!
おちつこう。
SAP機器の開発・販売メーカーであるメドトロニックさんには、24時間*365日ホットラインがあるので、電話する。
すると「そのまま無視してエンライトセンサーを挿入して、トランスミッタを接続してOKです!」とのこと。ほう。とっととエンライトサータを使って、次男にセンサーをブチこみます。
トランスミッタ接続確認
次男にブッ刺したセンサーをトランスミッタにつなげると、ランプが点滅。接続ヨシ。あとはポンプ側が認識してくれるとかどうか。
ポンプはずっと調整中
しかしポンプ側 準備中…
のまま何も変わらない。は?
手動で新センサーへ
認識しないので、CGMマニュアルを確認する。
このページっすな。手動でひとまずやって、待つことにします。
(手順詳細や実施可否は、医師・看護師またはメーカーに確認してください!)
またセンサー期限切れ…?
しかし、しばらくすると センサー期限切れ
のアラートが。はぁ? 替えたばっかりだろうが!! なんか手順間違えたか…?
メーカーに電話だ!(2度目
なんどもすんませんね…というところで再度メドトロニックさんに確認。結構よくある事例なのか「古いセンサーとして認識している状況かと思われます」「もう一度トランスミッターを外して、何秒か待った後に再度接続してください」とすぐに答えてくれる。おぉ…頼もしい…。
テガダームさんがマジで邪魔
電話では「ほうほうなるほどですねー、やってみますー」とは言ったものの、だ。次男の接続状況はこんな感じになっている。
なんつーんすかね…センサーとトランスミッタ周囲が完璧に覆われるようにしているんです。
- 乳児だから臀部へ装着
- オムツなんで、うんちやおしっこが付着するのでカバー必須
- 6日間を耐えるため、範囲も広めに
という算段。このフィルム、安心と信頼の3M製 テガダーム スムースフィルム という…なんだろう、全面粘着+薄くて強いサランラップみたいなヤツです。
便利なんだけど、逆にこういう時に詰むっていうね…。トランスミッタだけをパッと外すのは無理。
正確にフィルムを切れ、センサーを動かさずに剥がせ!
テガダームさんは優秀だから、素晴らしい伸縮性、いい感じな接着力がある。なので、交換したばかりのセンサーが抜けたりズレたりしないよう、動揺を与えず全部剥がすのは俄然無理と判断。
そこで、センサーとトランスミッタ周りだけをカッターで切り取って、そこだけ剥がして再接続を実施する。
特に注意したのはセンサー。リリースボタンとトランスミッタ結合部分もちゃんと除去する。ボタン動かないと外れないし、結合部にゴミを噛むと厄介なことになりそう。なので、以下のような感じで正確に切り取ります。
乳児が動く中でミリ単位の作業になるし、ミスれば乳児の柔肌をサクっといってしまうので…オススメはできないか…。じゃぁ、素直に交換するのが吉? なんですけど、センサー交換、やはり痛いらしくて泣くことも…刺してから5秒待たないといけないし…。できればやりたくねぇという…。
無事、通常通りに認識した
なんだかんだで部分的に除去成功。落ち着いてトランスミッタを外して、多めに30秒ほど待機して…再度接続、トランスミッタ点滅確認ヨシ…で、ポンプ側から自動的に センサ接続完了
の表示!! やったね! 手術ごっこみたいだったね!!
後は上からテガダームをまた貼って完了。その後も目立った血糖値ズレはなく、うまく加工できたようでした。
ま、こんなことあるんですねー。というところで。